留年

留年が確定した子の親御さんへ

残念ながら我が子の留年が確定してしまった。。オワタ。。。と思ってらっしゃる親御さん方。
心中お察しします。。つらいですよね。。
決して親御さん方の子供へのかかわり方が悪かったわけではありません!子育て失敗でもありません!
どうかご自分を責めないでくださいね。

落ち込まれているかと思いますが、落ち込んでいても決めなければいけない事がたくさんあるかと思います。
まず、四月からはどうするのか?今の高校に行くのか?通信制高校へ行くのか?高校中退となるのか?

まず、中退は気持ちが切れてしまうのでオススメしません。自己肯定感も下がってしまいます。

私の場合は今までの高校に1学年下と一緒に通いました。つまり同じ高校に4年間行ったということですね。
想像すればわかると思いますが、こちらはかなりしんどいです。まず鋼のメンタルが必要となります。
今までの同級生は上級生となります。一学年下に「あの人ダブったんだって。。」とヒソヒソされながらあと2年間過ごすこととなります。友達も作り直しです。とはいえ、私は今までの同学年の子もよく教室に遊びに来てくれましたし、一学年下とも仲良くやっていけたのでラッキーだったとは思います。
茨の道とはなりますが、これを乗り越えることができれば、「人生失敗したってリカバリできる!だって留年生活も乗り越えて卒業した!」と更にメンタルが強くなり自信になると思います。
開き直って「俺ダブってっから~」みたいに言えるお子様なら今までの高校でもやっていけるかと思います。
また、メリットとしては留年しても続けて通い続けた事は 社会にでてから 「根性がある」というように見てもらえることが多いです。体育会系の上司や、落ちこぼれから一念発起して起業して実業家みたいな方からは「お前根性あるな~」という風に長所として見てもらえるので安心してくださいね。
もしお子様が迷っているようなら、「やめるのはいつでもできるから一度がんばってみたら?それで無理だったら通信制にしてもいいし、また一緒に考えよう」と声をかけてみてください。私は父にそう言ってもらえた事で無理になるまでがんばってみよっかな!と思い続けられました。逃げ道がある事で追い詰められず、とりあえず続けてみるか!と思えました。

逆に、「今までの友達と恥ずかしくて顔合わせられない・・・」「一学年下と一緒に授業受けるなんて無理!」という繊細なお子様、こちらが多数だと思います。私の時も、もう一人男子が留年確定してたのですがその子は中退してしまいました。留年して中退した先輩もいるのでやはり、同じ高校で続けるのはハードルが高いのだろうなと思います。
その場合中退してフリーターやプーになるのではなく、通信制の高校で高卒の資格をとりましょう!高校を中退して通信制に行った友人がいますが、その子はその後普通の短大に行って就職し、地元の工務店の次期社長と結婚しリッチな生活をしています。途切れず高卒の資格を取っておくとリカバリしやすいですよね。
将来働きたくなった時に高卒の資格のあるなしはめちゃくちゃ大事です!多くの求人は「高卒以上」となっていますし、何か資格を取ろうと思っても高卒以上でないと資格試験すら受けれないものもあります。
ここで踏ん張っておけば、大学に進んでリカバリという事も可能ですので是非中退ではなく通信制高校に転校することをオススメ致します。
通信制高校も探してみるとたくさんありますので一度資料請求をしてみてまず親御さんだけでも見学に行ってみるといいと思います。通学が少ない所もありますよ!

番外編として、通信制でない他の高校に転校するという方法もあります。同じ留年するにしても違う高校で1個下に擬態して心機一転過ごす感じですね。これですと普通の転校生みたいになるので疎外感は少ないと思います。実際私の高校(公立)で、前の学校が合わなくて転校してきて1個下の学年にいるという子がいました。ただ、留年が確定した時期(春休み)から他の学校に転校の手続きが間に合うのか?が申し訳ないのですがわかりません。。私立とかなら可能かもしれませんので問い合わせてみるのをオススメします。
また、最近は【単位制高校】というものが少しずつ増えてきています。今の高校で合格したものは単位として認めてもらえるのなら、落とした単位をとれば3年で卒業できる可能性はあります。通学できる範囲に単位制高校があれば問い合わせてみるといいかもしれません。

親御さんも落ち込む気持ちはよくわかります。しかし一番落ち込んでどうしようどうしようとなっているのはお子様本人です。インターネットで検索すると【留年 死にたい】とでてきます。
留年は確かにつまずきかもしれませんが、全然大したことはないです。大学で留年する子はいっぱいいます。浪人する子もいっぱいいます。高校に4年行ったって、その後大学に入れば浪人した子とおなじゴールラインになります。
そのまま通うもよし、通信制高校に行くもよし、ここを乗り越えれば将来のネタになります。
「俺ダブっちゃってさぁ~ホント大変だったわぁ~」と笑える日がきます!
お子様が「留年して迷惑かけてゴメンね」と言ってくれる日がきます!その時「一緒にいろいろ考えてくれてありがとう。助けられたよ。」と言ってもらえるように親御さんも踏ん張りどころとして一緒に考えてあげてください。